クラリスドライシロップの服用時の注意点を確認します.


ドライシロップはそのまま服用できますが,ここでは,ドライシロップを水などに溶かして服用する場合で考えます.上の図から,黄色で囲んだオレンジジュースなど,酸性の場合では”極めて服用しにくい”となっています.”酸性の飲料”です.なお,服用しにくくなる原因は,主成分のクラリスロマイシンなので,クラリスだけでこの現象が起こるのではなく,クラリスロマイシンを含む後発医薬品でも同様のことが考えられることを忘れないでください.
前の項のコーティングの仕組みを含めて考えると,
”酸性条件でコーティングが溶けて,クラリスロマイシンの味を感じる”
と予想できます.さらに,クラリスロマイシンは弱塩基性の薬物です.これも関係するので覚えておいてください.次の項で考えます.
次に一般的な飲料のpHを示しておきます.


コーラのpHは,約”2”を覚えておいてください.
クラリスロマイシン含有の顆粒剤などは酸性の飲料などで服用すると苦味を感じる事がわかりました.次に,各社から販売されている服薬補助ゼリーについてみてみましょう.

上の例の補助ゼリーのpHに注目してください.酸性の製品も存在します.

今回の内容とは異なりますが,苦いくすりを服用する際は”チョコレート風味”が良いようです.これも覚えておくとよいでしょう.



上の図の注意を,拡大して記載しておきました.この内容を必ず覚えてください.マクロライド系抗生物質を服用する際に使用する服薬補助ゼリーや飲料は,酸性の場合には注意が必要です.次の項で,”ものが溶ける”について考えます.

