くすりの知識

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15.01    ”消毒薬”のまとめ

消毒は,人畜に有害な微生物を,感染症を起こさない程度に減少または死滅させる.滅菌は,すべての微生物を死滅させる.芽胞は,一部の細菌が形成する極めて耐久性の高い細胞構造.
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14.01    ”漢方薬”のまとめ

漢方薬は患者の訴えを元に使用する方剤を決めます.天然の物である生薬から作られる漢方薬ですが副作用はあります.近年,漢方薬の有効性に関する科学的エビデンスが蓄積されつつあります.
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12_2     ”眼科で使用するくすり”のまとめ

点眼薬1滴は約50uLなので,結膜嚢の容量(約30uL)を考慮すれば,1回の点眼は1滴で十分.2種類の点眼薬を使用する場合は,1剤の後に5分程度間隔をあけて2剤目を使用する.コンタクトレンズ使用時は,点眼薬の成分がレンズの性質を変化させる可能性がある点に注意.
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12_1.01 ”皮膚病に使用するくすり”のまとめ

外用薬では角質層などが厚いと薬物の経皮吸収率は低下する.顔面や陰部などへ塗布は注意すべきといわれるのは,角質層などが薄いため吸収率が高いためである.
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11.01    ”糖尿病などの物質代謝に作用するくすり”のまとめ

膵臓のβ細胞から分泌されるインスリンは血糖値を下げる.糖尿病は,インスリンの分泌ができなくなった状態の1型糖尿病と,分泌量が低下したり,インスリンに反応しにくくなっている2型糖尿病がある.ビスホスホネート系薬物は,必ず朝起床時に水で服用.
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10_1.01  ”喘息などの呼吸器に作用するくすり”のまとめ

喘息の治療薬には,予防的に使用する長期管理薬(コントローラー)と発作時に使用する【発作治療薬(リリーバー)がある.副腎皮質ステロイド吸入薬を使用した際に,口腔咽頭カンジダを防ぐためにうがいの指示がある.
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06.01    ”アレルギー,痛み関連のくすり”のまとめ

アレルギー反応には,1時間以内におこる即時型アレルギーと24-48時間後におこる遅延型アレルギーがある.アレルギー反応は,何らかの刺激により肥満細胞の中に含まれているヒスタミンが放出され,H1受容体に結合に,血管拡張により赤くなる,気管支の収縮などが起こる.
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05.01    ”免疫に関するくすり”のまとめ

免疫は,人体に侵入した異物を排除する機能.免疫系の2つは,マクロファージを中心とする自然免疫とリンパ球を中心とした獲得免疫.その免疫機能が正常に働かない状態を自己免疫疾患といいリウマチが代表例.自己免疫疾患や臓器移植時の拒絶反応を防ぐために免疫抑制薬を使用.
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04.01    ”抗がん薬”のまとめ

がんの基本的な3つの治療方法は,手術・放射線療法・薬物療法.現在は,4人に1人ががんで死亡.早期発見・早期治療が基本.近年のがん研究の進歩で,がんの分子レベルでの実態が判明し,それらの知識を利用した分子標的薬が注目されている.
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03.01    ”抗生物質などの抗感染症薬”のまとめ

病原体のみに障害をもたらす選択毒性を利用した抗生物質は人類に恩恵をもたらしたが,近年は,抗生物質対する耐性菌の増加,新興感染症などの増加する傾向があり注意が必要.プロテアーゼ阻害薬とベンゾジアゼピン系薬物との併用は併用禁忌の例がある.