くすりの知識

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文献(論文)の検索と入手

”わからないことがあったら調べましょう”と言われますが”どこでどうやって調べるんだよ?”となりませんか? 手元に適当な書籍があれば良いですが,いつもいつもそうとは限りません.また,新しい事柄は書籍には載っていない場合が多いです. ...
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外用剤を混合する際の注意点(主成分の含量低下)

外用剤の混合により,主成分の含量が低下する現象が起こる例があります. マキサカルシトール含有の外用剤を例に考えます. ”外用剤を混合する際の注意(基剤の変質)”と同様に,マキサカルシトール外用剤の先発医薬品であるオキサロール軟...
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外用剤を混合する際の注意点(基剤の変質)

アトピー性皮膚炎の治療では,外用剤を複数使用する場合があります.その際に,例えばステロイド含有の外用剤と保湿目的の外用剤の組み合わせが多くあります. 2種類の外用剤の使用時,別々の製剤であれば2回塗ることになりますが,予め混合してあ...
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脂肪の吸収を抑制して内臓脂肪を減少させるOTC”アライ”

国内では初めての”内臓脂肪を減少”の効能を持つ一般用医薬品(OTC)”アライ”が発売されました.製品の添付文書を見ましょう. 引用元:アライ,添付文書より,大正製薬 主成分は,オルリスタットで,国内では医療用医薬品として販...
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新しい便秘治療薬の特徴

現在でも汎用されている刺激性の便秘治療薬は,長期間使用すると使用量が増えるという”習慣性”があった.この点の改善を目指した新たなメカニズムで効果を発現する薬剤が複数販売されました. 各薬剤にはそれぞれ特徴はありますが,基本的...
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CP2_薬理学Ⅱのまとめ

薬理学2のまとめ
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08.01 ”中枢神経に作用するくすり”のまとめ

不眠などに使用されるベンゾジアゼピン系は様々な血中動態を示すので,患者の症状により最適な薬物を選択する.三環系抗うつ薬等は抗コリン作用に注意.炭酸リチウムはTDM対象.麻薬性鎮痛薬は,末梢だけはなく中枢神経に作用して鎮痛効果を示す.
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07.02 ”末梢神経に作用するくすり”のまとめ

自律神経系では,活動的な状態で優位な方は交感神経系,安静な状態で優位な方は副交感神経系.β(受容体)遮断薬は,心不全の悪化など重篤な症状をまねくことがある.抗コリン薬の代表的な副作用は,口渇,尿閉などで,特に高齢者への投与は注意が必要.
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07.01 神経伝達物質とその働き

交感神経系の節後線維での神経伝達物質はノルアドレナリンで受容体はアドレナリン受容体.副交感神経系の節後線維において神経伝達物質のアセチルコリンで受容体はムスカリン受容体
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09-03 ”高血圧などの循環器系に作用するくすり”のまとめ

スタチン類等のHMG-CoA還元酵素阻害薬により,体内でコレステロールが生合成できなくなるから,不足分を補うために血液中のコレステロールを利用する..その結果,血液中のコレステロールは確実に減少する.特徴的な副作用は横紋筋融解症.