膵臓のβ細胞から分泌されるホルモンの【インスリン】は,血糖値を下げる働きをもつ.
糖尿病は,何らかの要因で膵臓のβ細胞が障害を受けインスリンの分泌ができなくなった状態の【1型糖尿病】と,インスリンは分泌されているが,分泌量が低下したり,インスリンに反応しにくくなっている【2型糖尿病】がある.
インスリンを含む糖尿病治療薬の有害反応で,最も注意すべきは【低血糖】である.
αグルコシダーゼ阻害薬の服用タイミングは【食直前】であり,αグルコシダーゼを阻害しグルコースへの分解が抑制され,それを栄養源として腸内細菌の活動が上昇しガスの発生量が増えるため,その結果の有害反応として【腹部膨満感】がある.
αグルコシダーゼ阻害薬を服用中の低血糖症状が発現した場合は,二糖類の【スクロース(砂糖)】では効果がなく,単糖の【グルコース】を与えなければならない.
骨粗鬆症治療薬のビスホスホネート系薬物は,必ず【朝起床時】に水で服用.
理由は,カルシウムやマグネシウムなどと【キレート】を形成し吸収が低下するため.
同じような注意が必要な抗生物質がありましたが覚えていますか【テトラサイクリン系】