07.02 ”末梢神経に作用するくすり”のまとめ

07.02 ”末梢神経に作用するくすり”講義のまとめ

自律神経系の2つを,怒られそうですが分類すると,活動的な状態で優位な方は【交感神経系】,安静な状態で優位な方は【副交感神経系

β(受容体)遮断薬は,心不全の悪化,徐脈,低血圧,気道抵抗の増大など重篤な症状をまねくことがある.

コリンエステラーゼ阻害薬は,警告,禁忌の疾患,及び,慎重に投与すべき疾患が複数ある.

エステラーゼ(esterase)は,エステルを水との化学反応で酸とアルコールに分解する加水分解酵素です.コリンエステラーゼは,この場合,アセチルコリンを分解する酵素です.

※コリンエステラーゼ阻害薬は,アセチルコリンを分解する酵素の働きを阻害します.

もう一度,” 神経伝達物質とその働き”を確認してください.

抗コリン薬の代表的な副作用は,口渇,目のかすみ,頻脈,尿閉,緑内障などで,特に高齢者への投与は注意が必要.

抗コリン作用(リンクを参照)をもう一度確認してください.