02.02 薬が作用するしくみ(薬力学)

薬物が生体に及ぼす生理的な反応などを調べる学問が【薬力学(Pharmacodynamics)

生体内のほぼすべての反応は,【化学物質(この中に薬物も含まれる,分子)】による情報伝達が中心.

生体のメカニズムは,ある程度,化学反応で説明できる.

薬物は【受容体(レセプター,receptor)】に結合して様々な反応が発現する.

薬物と受容体の結合のしやすさを【親和性】という.

受容体に結合して生物学的反応を引き起こす薬物を【作動薬,アゴニスト(agonist)】というい.

受容体に結合して,作動薬が受容体への結合を防ぐ薬物を【拮抗薬,アンタゴニスト(antagonist)】という.

薬物の中で,体内に吸収されたのち代謝されて活性を示す薬物を【プロドラッグ(prodrug)